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2022.12.07

吃音の中3生 リモート授業で第一志望校合格【後編】~なぜこんなに点数が上がったのか~

吃音中3生への指導実例の続きです。

前の記事は→「【前編】集団授業より馴染みやすいリモート授業」

     →「【中編】過去問の点数がどんどん上がる」  

【過去問の点数が上がった理由】

漢字と単語は絶対に甘く見てはいけません。

入会前の直近の国語、英語の定期テストは、 漢字がボロボロ、英単語がボロボロ、古文はほぼ0点、という内容でした。  

考えられる原因は2つ。

①何らかの特性(ディスレクシア等)で、漢字や単語が覚えられない。

②ただ単に面倒くさくて覚える訓練をしていない。

ですが、明らかに②でした。  

この見極めは実は非常に重要で、ただ単に「国語が苦手です」「英語の点数が上がりません」ではなく、

①なぜ点数が悪いのかという分析を客観的に行う人が必要

②点数を上げるために具体的に何をするか、実際にそれをやっているか、身に付いているかを確認する人が必要 ということなのです。

お子さま任せ、塾任せにしていると取り返しのつかないことになります。  

面談の結果、漢字と単語はご家庭が責任を持ってなさることに決まりました。

最終的にはお父様が毎日一緒に漢字の特訓をなさったということです。 英単語担当はお母様だったとか。

過去問の漢字は最初10問中2、3問しか正解しなかったのが、 入試本番は9題正解だったそうです。  

面倒くさがりのお子さまにはご家族のご協力が不可欠です。 毎晩仕事から帰った後に漢字の特訓をしたというお父さまには頭が下がります。 みなさまもぜひご家族総出でサポートをお願いいたします。

うちはムリ、というご家庭は然るべき人を探すのが賢明です。  

成長したのかな?

合格のお電話をもらった時は、プレッシャーから解放されたからか、スムーズな発話でした。 そこで彼ののたもうた言葉は 「薬剤師になりたいと思っているので、高校で大学推薦枠をとるつもりです。そのために、スタートダッシュしなきゃ」

えぇ?「スタートダッシュ」てどの口がいいますのん?

のんびりやさんも成長しました。

小学男子も中学男子もおしりに火が付くのはぎりぎりになってからのようです。  

→指導実例記事2021/09/08/場面緘黙の小3生とオンラインで/

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